私の旅日記
 2009年4月19日〜27日
  小樽 北湯沢温泉
  4月19日(日)                
 小樽へフェリーに乗って行くため、朝3時に起きて4時前に家を出て新潟に向った。
 新潟には7時過ぎに着いてしまった。 土、日と高速料金が1000円になり、
 早朝から渋滞がおきているとのテレビニュースを見て心配になり早く家を出たのだが。。。
 車の数は、やはり多かったが、渋滞がおきる程でなく、100k以上のスピードで行けた。
 乗船まで、かなりの時間があったので、車の中で仮眠した。
 フェリーでの小樽行きは、今回で3回目、電車、飛行機、電車と乗り変えながら行くより
 疲れが少ない。 船に乗ってしまえば、後はのんびりとホテル滞在気分!(笑)
 シングルベッドが2つ置いてある個室をとったので、回りを気にする事なく過ごせ
 快適なクルーズを楽しめる。
 5階には72席の「ビデオシアター」があり、大きな画面で2本の映画を見てきた。
 「ジャック・フロスト」と「アーサーとミニモイの不思議な国」だが、
 2本とも子供が主人公の映画で、内容に乗りきれず、途中欠伸が出てしまった。(笑)
 その後、お風呂タイム。大海原を眺めながら大浴場での入浴は気持ちがいい〜♪
 小樽港には明朝4時30分に到着予定、今日は早めに寝る事にしよう。

  4月20日(月)     小樽           
 船の揺れもなく無事、朝4時30分に小樽港に着いて、妹の家に向った。
 早起きして、妹夫婦は待っていてくれた。
 10時頃、入院している母に会いに行った。
 2007年9月に会った以来なので、1年と7ヶ月振りだ。
 2005年、2006年と母に会いに小樽に来ていたが、会う度に弱っていく母。
 今は、ほとんど寝たきりで、箸を持って自分で食べる事が出来ない。
 おやつのゼリーをスプーンで口に持っていくと大きな口を開けて食べてくれた。
 ジュースなどの水分をすすって飲む事は難しいらしく、ゼリー状にして水分補給するとか。。
 病院では1日に何回も体位を変更して、床づれなどしない様、気をつけていてくれる。
 老人介護は大変だろうに、働いている人は皆明るくて、親切で、頭が下がる思いだ。
 姉と妹で毎日のように母の所に行き、みてくれているので、本当に母は幸せだと思った。
 私は離れて暮らしているので、何もしてあげれないのが心苦しい〜。
 次に、主人の母も同じ病院に入院しているので、3階の病室に会いに行った。
 やはり寝たきりになってしまったが、手は使えるので食事は自分で食べる事が出来る。
 頭はしっかりしていて、去年の10月、自分の誕生日の食事会の帰り、急に足に力が
 入らなくなり歩けなくなり、下着を自分で穿く事が出来なくなったと、詳しく説明してくれた。
 午後からは、主人の弟、妹の家に会いに出かけて、忙しい1日だった。
 夕飯は、姉夫婦も加わって賑やかな食事会になった。
 姉、妹手作りの心のこもった料理に毛蟹、お刺身と豪華な夕食にお酒もすすんだ。
 姉のご主人は、難病にかかり体調も悪いので心配したが、楽しそうにしていたので
 ホッとした。 食事制限のため、好きなお酒、お刺身も控え目に食べていた。
 主人は毛蟹を美味しそうに食べていた。(笑) 
 私達3人姉妹は、みなおしゃべりで笑い上戸なので、賑やかで楽しい食事会だった。

  4月22日(水)     北湯沢            時々 
 妹夫婦と甥と私達夫婦の5人で温泉1泊旅行に出かけた。
 洞爺・支笏国立公園内を流れる清流、長流川の流域に佇む自然の里にある
 北湯沢温泉郷の名水亭に向った。
 2005年7月には、母も姉夫婦も、そしてマロンも一緒に車に乗って出かけたのだが、
 今回は、母は入院、義兄は体調が悪く、マロンは天国にと云うわけで5人の旅行となった。
 4月末なのに、山側にはまだ雪が残っている。 さすが北海道だ。
<  途中、京極「ふきだし公園」に寄った。 HPは→ここ
 羊蹄山に降った雨や雪が数十年の歳月をかけて地下に浸透し、京極のこの地に
 湧き出した湧水だ。 夏も冬も絶え間なく湧出し、自然と羊蹄山とで作り出す「おいしい水」
 の「名水の里」として多くの人に親しまれている公園だ。  ビデオは→ここ
 次に道の駅「フォーレスト276」のきのこ王国にも寄ってみた。
 夕食はバイキング。 いろんな料理を少しづつ食べた。
 牛肉のステーキをシェフが焼いてくれる。 焼きたては柔らかく美味しい〜♪
 ついつい欲張って2回もお変わりした。
 美味しそうなデザートも沢山あったのだが、料理を食べ過ぎてお腹がいっぱいになり
 スィーツを食べなかったのが心残りだ。 数々の料理を写真に撮った。→ここ
 湯量豊富な温泉で、41.5度、42度、42.5度、43度と温度別に湯船が4つあり、
 露天風呂も広くて清潔感のあるお風呂だ。 夕食前、寝る前、朝と3回も入ってきた。
 この温泉で母を椅子に座らせ、私達娘3人で身体を洗ってあげたっけと思い出した。

  4月23日(水)     北湯沢            時々 
 朝風呂にのんびりと入った後、バイキングの朝食を、お腹いっぱい食べた。
 旅行にくると、ごはんが美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまう。太ってしまうよ〜
 「名水亭」の看板の前で記念写真を撮った。2005年7月にも写した。 →ここ
 思い出がいっぱいの写真だ。 母も嬉しそうに写真に写っている。
 マロンも一緒に旅行し、私達がホテルにいる間は車のハウスでお留守番だった。
 東京から持参のハウスの中が、1番安心出来る場所だったんだよね。
 小樽に戻るのに、来た道とは違う支笏湖、定山渓の方を通って帰る事にした。
 途中、景色の良い美笛峠で車を降りたが、びっくりする程の寒さだった。
 見晴らしのいい場所なので、遠くに支笏湖が見える。 写真をクリックすると大きくなるよ。  
 支笏湖でトイレ休憩をしたが、寒くて寒くてすぐ車に乗り込んだ。
 帰りの山道では、雪も降りだし木々には雪が積もっていた。
 4月の北海道は、まだまだ寒いんだな〜と実感した。

  4月24日(木)     小樽          
 小樽の新富町にある南樽市場に行ってきた。
 小樽は港町で海産物が充実しているからなのか、それとも魚好きが多いせいなのか、
 圧倒的に魚屋さんが多い。
 この市場で肉屋はたった2軒。それにに対して魚屋は9軒が連なって並んでいる状態だ。
 小樽にはスーパーもあるけれど、昔からある市場が何箇所もある。
 検索して調べてみたら、小樽の市場が大好きだという人のHPを見つけた。 →ここ
 知らなかった〜。こんなに市場があるんだね。
 私が行った事のある市場は三角市場、妙見市場、中央市場、入船市場など。。
 駅のすぐそばにある三角市場は、今や観光客相手の市場となってしまい、
 蟹がメインの魚屋がほとんどとなってしまった。
 そのせいか値段も高いので地元の人は買いに行かないらしい。
 今日は、妹がほっけの干物、生のにしん、生のはたはた、真がれいをお土産にと
 買ってくれた。 北海道産のこれらの魚は東京のスーパーではあまり売っていない。
 ほっけの干物は、たま〜に小樽の干物として売られているのを見た事があるが、高〜い!
 そして、揚げかまぼこ=さつま揚げの揚げたてを売っているお店があった。
 早速買って、熱々を車の中でほおばった。 主人は大好物なので大喜び!
 止まらなくなりそう〜。 残りは夕食の時にねと早々としまった。(笑)
 本当に小樽は美味しい食べ物が多くていいな〜 うらやましいよ〜。

  4月25日(土)     小樽          
 明日、帰るので姉の家に私達夫婦と妹夫婦と一緒におじゃましてきた。
 可愛い猫ちゃんを2匹飼っている。
 野良猫だった子猫に餌をあげていた動物好きな義兄。
 近所から苦情がきて、ついに家の中で飼う事になったらしい。
 猫嫌いな姉は、始め反対していたのだが、いつの間にか可愛くなってしまったとか。。
 私も昔、猫の目が怖くて大嫌いだったのに、いつからか可愛いと思うようになった。
 始め警戒していた猫ちゃんも慣れてきて、写真をいっぱい撮ったり、
 かにかまを食べさせたりして、遊んだ。
 そのうち、ストーブの前で寝てしまったのだが、手で顔を隠して寝ている姿には
 大笑いしてしまった。 まるで明るくて眠れないよ〜とでも言いたげだよね。(笑)
 姉が小樽の老舗、有名な蒲鉾やの「かま栄」の揚げかまぼこを切って出してくれた。
 パンロールとチーズ揚げかまぼこ。 千歳の空港で売っていて揚げたてを食べた事がある。
 大人気で行列が出来ていた。「かま栄」の揚げかまぼこは美味しい〜 →ここ
 今日の夕食は待望のお寿司! 小樽とくればお寿司でしょ〜(笑)
 土曜日なので、混まない前にと5時半頃にお店に着いた。
 6時前には、もう待っている人でいっぱいになっていた。
 ネタは新鮮でいう事ナシ! それなのに、値段は安い!
 東京だったら極上寿司の部類だと思えるお寿司ばかりだった。
 注文書で好みのお寿司を注文して、握りたてを持ってきてくれる。
 貝が大好きな私。 活赤貝、活つぶ貝、活ほっき貝が美味しかった〜♪
 あまりの美味しさにつぶ貝は2皿目を注文した。
 私達夫婦、妹夫婦、甥と5人で思う存分食べてきた。
 大トロ、中トロ、ぼたん海老、蟹ミソと次から次へと注文して、食べ過ぎの夕食となった。
 帰ってから胃薬のお世話になったのは云うまでもない。(笑)
 今日は妹夫婦にご馳走になった。 ごちそうさま! お寿司はやっぱり小樽だと実感した。
家に戻ると姪から電話があり、これから行ってもいい?と。。。
新しく勤めたパンやさんの仕事が忙しくて、
会いに来れないのかなと思っていたので、
嬉しかった。
仕事が終わって、夕飯を食べてからなので、
8時半ごろに、みんなで来てくれた。
高校2年生、中学3年生、5年生とみんな
たくましく成長していた。
甘えん坊だった純君も、すっかり大人びてた。
今は野球チームに入っているとか。。
前に来た時にも記念撮影をしたので、
今回も早速パチリ!
プリントアウトして写真を送るからね。

  4月27日(月)               
 きのうの夜、7時30分に新潟行きフェリーで小樽港を出発した。
 小樽は夕方から雪混じりの雨になり、ついに7時過ぎには本格的な雪となった。
 季節はずれの雪に、ふくらみかけた桜の蕾も硬く閉じてしまったのでは。。。
 船に乗船してからすぐにお風呂に入り、それから夕飯を食べた。
 妹が作ってくれた生帆立のバター焼きが美味しかった〜。(写真を撮るのを忘れた)
 姉が持たせてくれた「かま栄」の揚げかまぼこも食べ小樽の味の大満足の夕食となった。
 小樽港を離れるにつれて、だんだんと船が揺れ始め、積丹半島の先まで大揺れだった。
 ベッドに横になっていたのだが、今まで経験した事がない揺れ方で怖かった〜
 お風呂場で転倒し怪我をした乗客が出たと。。注意するようにとアナウンスがあった。
 お風呂に入るのが、おっくうになる前にと早めに入浴しておいて正解だった。
 ぐっすりと寝て、目覚めると船の揺れも落ちついていた。
 ベッドに寝転んでテレビを見た。 地上波テレビはあまりきれいに映らないので
 BSを中心に見ていた。 携帯電話も圏外となり、つながらなくなる。
 昼間、暇なので船室を写したり、入浴している人がいないのを確認してから
 お風呂場の写真を撮ったりしてきた。 フェリーの中がどんな感じかが分かるようにと。。
 午後3時半に新潟港に着いた。 途中休憩をとりながら宇都宮に無事帰ってきた。
 入院中の私の母と主人の母に何回も会う事が出来、温泉旅行にも行けたし楽しい旅だった。
 いろいろと面倒をかけてしまったが、姉夫婦、妹夫婦には感謝の気持ちでいっぱいだ。